空飛ぶペンギン

ある日、一羽のペンギンが空を飛ぶ夢を見ました。
実際に試してみたところ、なんと本当に空を飛べるようになったのです。
喜んだペンギンは、他のペンギンたちにも教えてあげようと、仲間を呼び集めて言いました。
「こうやったらペンギンだって空を飛べるんだよ!」
ペンギンたちは空を飛ぶペンギンを見てびっくり仰天し、それからとても感心して口々に言いました。
「すごいなぁ」「素晴らしい」
彼らはひとしきり空を飛んだペンギンを誉めたあと、ゆっくりと歩いて解散しました。
ひとりになった空を飛ぶペンギンは、悲しい顔をして小さくつぶやきました。
「どうして歩いて帰るんだろう。飛んで帰ればいいのに」
そういうわけで、今でもペンギンは空を飛べないのです。
これはわたしが小さいときに読んだ絵本のお話の一部です。
ペンギンは空を飛べない、それはなぜでしょうか。
歩いて帰ったペンギンたちは、きっと心の中で思ったことでしょう。
「どうせ自分には空なんか飛べないだろう。羽だって小さいし、身体も重いし」
彼らにとっては空を飛ぶなんて話はまったくの絵空事で、自分には無理だと初めからあきらめていたのではないかと思うのです。
けれど否定するところにだって可能性はあります。
たとえば小さい羽をどうすれば大きくできるのか、またそれが無理なら小さい羽に頼らずなにかの道具を作ってみる、とか。
身体が重ければ軽くするためにできることもあります。
そういう試行錯誤を繰り返し、何万通りの工夫をこらした結果、人は空を飛んだのです。
つまり彼らは空を飛べないのではなく、自分の可能性を信じて試そうとしなかったので、いつまでたっても飛ばないままになってしまったのではないでしょうか。
「人が夢見たことは必ずかなう」 これは百姓の息子が初めて天下人になった豊臣秀吉の言葉です。
自分の可能性と、自分の中に実現する力があると信じて、夢に向かってひたすらに日々努力を積み重ねていくことは、人生の中に大きな楽しみと、年齢に屈することのない「不屈の挑戦者」としての闘志をもたらしてくれるような気がします。
今、このお話を改めて考えたときに、人が何を言おうとも、自分の可能性を見出し、それを信じることができるのは自分だけなのだと感じました。 そしてその夢はもしかしたら自分にしか実現できないものかもしれません。
本社設計 自称 トレジャー・ハンター MN

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